イスラエル独立75周年記念イベントにご招待頂きました。

この度は、イスラエル独立７５周年、おめでとうございます。

今回は、駐日イスラエル大使館の大使公邸で開催された、イスラエル独立記念イベントにご招待いただきました。
そこで、2 つの協定に調印する素晴らしい瞬間に立ち会わせて頂きました。

①ワーキングホリデー・ビザ協定
ギラッド・コーヘン駐日イスラエル大使と外務省の山田 賢司副大臣

18歳から30歳までの両国民は最大1年間、相手国の居住ビザを取得できるようになるとのこと。
中東地域では初となる、ワーキングホリデー協定だそうです。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press1_001456.html

②通信および郵便サービスの分野における協力協定
ギラッド・コーヘン駐日イスラエル大使と総務省の吉田 博史総務審議官

両国間でブロードバンドおよび5Gネットワーク等の情報通信技術・郵便分野について協力を一層強力に進めていくとのこと。
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin09_02000144.html

Gilad Cohen 駐日イスラエル大使と写真も撮らせて頂きました！ありがとうございます！

https://twitter.com/GiladCohen_

お食事も、イスラエル料理を振る舞って頂きました。
特に、ピタパンと呼ばれるポケット状のやわらかいパンに具材を挟む「ピタサンド」が美味しかったです！
野菜やファラフェル（ひよこ豆のコロッケ）を挟んで、ペースト状のディップも挟んで食べました！

東京でイスラエル料理といえばココ！という程美味しいお店だそうです。
本格イスラエル・レストランSHAMAIM（シャマイム）
https://www.shamaimtokyo.com/

お店のマスターと写真を撮らせて頂きました。
今度食べに伺います！

この日は、とても素敵な方と出会うことができました。
イスラエル国名誉領事の三宗 司郎（Dr.Shiro Mitsumune）氏です。写真の左側は奥様です。

三宗司郎氏について、少し紹介します。

建築家であり、イスラエルの名誉領事でもある三宗司郎氏。
神戸市中央区にある株式会社アトリエ べーの代表取締役 会長です。
国際コンペなど多くの建築作品の受賞歴もお持ちです。
本の出版や、建築デザインプロセスにおける「空間形成」の研究という論文も発表されています。
神戸平和研究所の事務局長として、平和に関する活動にも備わっています。

参考
http://www.jcarb.com/Portfolio00001711.html
https://www.kobepeace.org/oldhp/mishi.html
http://www.embassyin.jp/israel/

そんな凄い方と、お話することができました。
三宗氏は日本で第一号のイスラエル国名誉領事だそうです。
2003年から務められています。

イスラエル国名誉領事は、イスラエル国大使館からの委託を受けて、領事業務を行う方です。
イスラエルと日本の関係を深めるために、様々な活動をされます。
領事業務とは、主に以下のような内容です。

• イスラエル国民の利益や安全の保護
• イスラエル国と日本の関係の強化や発展
• イスラエル国の文化や歴史の紹介や普及
• イスラエル国と日本の経済や貿易の促進

今は平和になった日本ですが、当時はアラブボイコットの時代で、誤解による反イスラエルの動きが強かったとのこと。
三宗氏にも仕事があり、自身の会社もあり、家族もあり、守らなければならないものが沢山ある中で、イスラエル大統領から任命されたそうです。

すると、暴力・暴動に巻き込まれるような出来事が頻発。
自分の身だけではなく、会社・社員・家族までも巻き込むようなトラブルが頻発。
このままでは、色んな人に迷惑をかけてしまう。会社が攻撃され、社員たちも路頭に迷う。家族も危ない。

そこで、当時のイスラエル大使館の代理大使（公使）に質問をしたそうです。

「自分の会社は日本では有名で、大きな会社だし、お金もある。そういったバックボーンがあるから私を任命したのか？それとも、私という人間を信頼して、私を任命したのか？どちらでしょうか？」

すると返ってきた言葉は、

「馬鹿な事を聞くんじゃない！君を信頼しているから君に声を掛けたんだ。会社もお金も関係ない！そんなものが無くても、君自身を信頼しているから声を掛けたに決まっているだろう！」

それを聞いて、三宗氏は心を決め、会社を辞め、家族に協力を仰ぎ、イスラエル国名誉領事として続けたそうです。
三宗氏が会社を辞めて、イスラエル国名誉領事を全うする意思表示をすると、周りから、馬鹿にされたそうです。

「このまま行けば会社はもっと大きくなって、左団扇な生活が保証されている。それを棒に振るなんて馬鹿げている！勿体ないことするな！」
それでも、イスラエルの公使からの「信頼」という言葉で、決意を固めたそうです。

そんな話を聞いて、グッときて、涙が出てきてしまいました。
そうやって、日本とイスラエルの平和が保たれるよう身を削って支えてくれた人たちのおかげで、今がある。
そして、「信頼」という言葉の重み。
ありがたいお話を聞くことができました。

私も「信頼」というものの積み重ねで、今があります。
イスラエル大使館のお祝い事にご招待頂いたのも「信頼」があるから。
お仕事を依頼してくださったり、相談してくださるのも「信頼」があるから。
色んな方と関係を築いてこれたのも「信頼」があるから。

私も「信頼」の大切さ、重さを充分感じています。
これからも、「信頼」を大切に、期待を裏切らない、期待以上の仕事が出来るよう、精進していきたいと強く思いました。

不動産と関係ないブログになってしまいましたが、最後までお読み頂き、ありがとうございました。

不動産エージェント株式会社　代表取締役　南雲美穂